アマニ油(亜麻仁油)の効果

アマニ油(亜麻仁油)の効果!オメガ3脂肪酸は悪玉コレステロールを減らす!

 

アマニ油などのオメガ3系の健康効果が話題になっています。

 

 

現代の食生活は、西洋化して肉を多く食べるようになり、魚を食べる機会が減っていると言われています。

 

その為、魚(特に青魚)に多く含まれていた、オメガ3脂肪酸が不足していると言われています。

 

それを、補うにのオメガ3系の「アマニ油(亜麻仁油)」に注目が集まっている訳です。

 

今回は、アマニ油(亜麻仁油)の効果をその取り方について解説します。

 

特に、悪玉コレステロール値がが高い人には、参考にしてください。

 

 

アマニ油(亜麻仁油)とは

 

亜麻仁の仁とは種という意味で、アマニ油は亜麻の種子から採ったオイルです。

 

 

亜麻はヨーロッパで非常に古くから栽培されていた植物で、茎の繊維からは布が作られ、種は食用として利用されてきました。

 

高級ホテルでベッドのシーツに使われるリネンは亜麻の繊維から作られた布で、肌ざわりが良く吸水性に富んでいるのが特徴です。

 

亜麻の種は日本でいえばゴマのようによく食べられてきた種子で、医学の父といわれるヒポクラテスも健康食として奨めていたといわれています。

 

 

 

アマニ油の成分

 

アマニ油(亜麻仁油)の成分について解説します。

 

 

主成分はα-リノレン酸

アマニ油の約53%は「α-リノレン酸」という不飽和脂肪酸(※1)です。

 

アマニ油が注目されている理由は「α-リノレン酸」を非常に豊富に含んでいるからで、植物油の中でもトップの含有量です。

 

α-リノレン酸は体内では合成されず食物から摂る必要があるので必須脂肪酸と呼ばれています。

 

アマニ油はα-リノレン酸の他に、やはり不飽和脂肪酸であるリノール酸を約14%、オレイン酸を約18%含んでいます。リノール酸も必須脂肪酸の1つです。この他にアマニ油には飽和脂肪酸も約9%含まれています。

 

上記の3つの不飽和脂肪酸は次のような種類に分類されます。

  • α-リノレン酸(約53%):オメガ3に属する多価脂肪酸(必須脂肪酸※2)
  • リノール酸(約14%):オメガ6に属する多価脂肪酸(必須脂肪酸※2)
  • オレイン酸(約18%):オメガ9に属する一価脂肪酸

 

※1:不飽和脂肪酸は植物油や青魚の脂肪に含まれる成分で、常温でも固まらないのが特徴です。これに対して飽和脂肪酸は牛脂などの動物の脂肪に含まれる成分で、常温では白く固まっています。

 

※2:必須脂肪酸は体では作ることができない為、食べ物から摂取する必要のある油(脂肪酸)です。

 

α-リノレン酸(オメガ3)の働き

アマニ油(亜麻仁油)の効果的な働きは「α-リノレン酸(オメガ3)」によるものです。

 

オメガ3には「α-リノレン酸」の他にEPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)があります。

 

EPAとDHAといえば青魚に含まれる健康成分として有名ですが、「α-リノレン酸」にも同じ効果があります。

 

実は、「α-リノレン酸」は体内でEPAとDHAに変換され働く脂肪酸なのです。

 

牛肉をよく食べる米国の厚生省は飽和脂肪酸の摂りすぎは心臓病などのリスクを高めるとして、オメガ3を含む食品を多く摂るように奨めています。食生活の欧米化が進んでいる日本でも、厚生労働省が「日本人の食生活摂取量基準」の中でオメガ3を1日2.2g程度摂ることを奨めています。

 

アマニ油に食物繊維とリグナンは含まれていません

インターネットの記事などで、アマニ油には食物繊維も含まれるとしているものがありますが間違いです。亜麻仁(種子)には食物繊維が含まれていますが、種子から抽出したアマニ油には含まれていません。

 

同様に、亜麻仁に含まれているポリフェノールの1種のリグナンもアマニ油には含まれていません。リグナンは抗酸化作用と大豆のイソフラボンにもある女性ホルモンに似た作用がある生理活性物質ですが、リグナンを摂取するには種子をまるごと食べる必要があります。

 

アマニ油の効果を亜麻仁(種子)の効果と混同した記事が非常に多いので注意が必要です。

 

 

 

 

アマニ油(亜麻仁油)の健康効果

 

アマニ油(亜麻仁油)の健康効果について紹介します。

 

アマニ油(亜麻仁油)にはさまざまな効果がありますが、実際は、アマニ油に含まれる「α-リノレン酸(オメガ3)」によるものです。

 

さらに言えば、「α-リノレン酸(オメガ3)」は、体内で「DHA」や「EPA」に変換されるので、効果は、「DHA」、「EPA」の効果だとも言えます。

 

 

悪玉コレステロールを減らす効果

アマニ油の主成分である「α-リノレン酸(オメガ3)」には、血液中の悪玉コレステロール(LDL)を減らして善玉コレステロール(HDL)を増やす作用があります。同時に血液中の中性脂肪を減らす作用もあります。

 

悪玉コレステロール値や中性脂肪値が基準値を超えると「脂質異常症」と判断されます。脂質異常症は、動脈硬化を招き、脳梗塞や心筋梗塞などの血栓症の原因となります。

 

また、「α-リノレン酸」には赤血球を柔らかくして毛細血管の血流を良くする作用があります。これがいわゆる「血液サラサラ効果」で、血液が流れるときの血管抵抗を少なくして高血圧を改善する効果があります。

 

「α-リノレン酸」には上記のように中性脂肪を減らす効果があるので、内臓脂肪の蓄積を防ぐ効果もあります。

 

脂質異常症と高血圧は糖尿病と並ぶ三大生活習慣病で、これに内臓脂肪の過剰が加わるとメタボリックシンドロームと診断されることになります。

 

このように、「α-リノレン酸(オメガ3)」にはメタボの4要素のうちの3つを改善する効果があり、これが米国や日本の厚生省がα-リノレン酸(オメガ3)の摂取を推奨する最大の理由です。

 

美肌効果

アマニ油(亜麻仁油)に含まれる「α-リノレン酸」は血液をサラサラにして毛細血管の血流を改善するので、肌の細胞への栄養補給、老廃物回収がスムーズになります。

 

それによって肌のターンオーバーが正常化し、角質層が整って肌のバリア機能が増すことが期待できます。

 

女性に多い顔や脚などのむくみは皮下組織の血流が悪くなって水分がたまることによって起きますが、皮下組織の血流の改善によってむくみが解消することも期待できます。

 

ダイエットの効果

アマニ油(亜麻仁油)に含まれる「α-リノレン酸」はは血液中の中性脂肪を減らし内臓脂肪の蓄積を予防する効果があります。

 

内臓脂肪によるポッコリお腹の解消が期待できます。

 

記憶力、学習能力の向上

アマニ油には「記憶力」、「学習能力の向上」など脳の働きを活性化する働きが期待できます。

 

青魚のEPAとDHAの効果として、記憶力、学習能力の向上、認知症の予防が有名ですが、アマニ油に含まれる「α-リノレン酸」は体内でEPAとDHAに変化するのでアマニ油にも同じ効果が期待できます。

 

アレルギー、炎症反応の抑制

アマニ油(亜麻仁油)に含まれる「α-リノレン酸」はアレルギーや炎症を抑制する方のプロスタグラジンの材料になります。

 

不飽和脂肪酸はアレルギー反応や炎症反応をコントロールするプロスタグランジンという生理活性物質の材料になります。

 

プロスタグラジンにはいくつかの種類があって、アレルギー反応や炎症反応を亢進するものもあれば抑制するものもあります。

 

抗がん作用

α-リノレン酸から作られるプロスタグラジンは、炎症を抑制する他に細胞のがん化を抑制するといわれています。

 

アマニ油などを生産する企業約20社が参加する一般社団法人「日本アマニ協会」のホームページでは、亜麻仁の抗がん作用に関する研究として次のような例を紹介しています。

「マウスの乳がんを顕著に抑制した。カナダ、トロント大学の研究では39人の乳がんの女性にアマニ粉末入りマフィンを食べさせたところ、がん細胞が顕著に減少していた。ヒト大腸がん細胞の増殖を抑制した。」
引用元:日本アマニ協会

 

アマニ油(亜麻仁油)の摂り方は?

 

アマニ油(亜麻仁油)の1日の摂取量は、「大さじ1杯程度」が適量とされてます。

 

「α-リノレン酸」は熱に弱いので炒めものなどに使って加熱せずに、ドレッシングに入れるなど生で食べるようにしましょう。

 

また、酸化しやすく光でも変性するので、冷蔵庫で保管して開封してから3週間以内は食べきるようにしましょう。

 

オススメの「アマニ油の使い方」

  • サラダのドレッシングに入れる
  • マリネのオイルとして使う
  • 納豆に入れる
  • ヨーグルトに入れる
  • パスタに絡める
  • パンに塗る
 

アマニ油の製品

 

市販されているアマニ油製品をいくつかご紹介します。

 

価格はアマゾンでの販売価格で変わっている場合があるのでご注意ください。

 

日本製粉 アマニ油(日本製粉グループ)186g 1300円

 

※とても飲みやすいアマニ油(亜麻仁油)なのでオススメです。

 

詳細はこちら

 

日清アマニ油(日清食品)145g 920円

 

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ニップン アマニ油 (日本製粉) 150g 778円

 

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紅花食品 亜麻仁一番搾り(紅花食品) 170g 900円

詳細はこちら

 

 

アマニ油のサプリメント

アマニ油(亜麻仁油)をサプリメントととた商品も販売されています。

 

今回、紹介するのは、主に「アマニ油」をそのままカプセルに詰めたサプリメントです。アマニ油をそのまま、飲むのと同じ効果が期待できます。

 

アマニ油の「α-リノレン酸(オメガ3)」は、体内で「DHA」、「EPA」に変換されるので、「DHA」、「EPA」のサプリを飲むのと同じような効果が期待できます。

 

 

紅花 亜麻仁カプセル(紅花食品) 140粒 1851円

詳細はこちら

 

アマニ油&DHA(日本製粉) 120粒 1936円

詳細はこちら

 

低温絞り亜麻仁油(バイタルケアーズ) 60粒 2396円

詳細はこちら

 

 

亜麻仁粉末

「α-リノレン酸」の他に「食物繊維」や「リグナン」も併せて摂りたい場合は、亜麻仁粉末の製品もあります。

 

ニップン ローストアマニ粉末(日本製粉) 35g 378円

詳細はこちら

 

 

まとめ

 

アマニ油(亜麻仁油)の効果について解説しましたが、いかがだったでしょうか?

 

アマニ油には、悪玉コレステロールを減らす働きなど多くの健康効果が期待できる「α-リノレン酸(オメガ3)」が豊富に含まれています。

 

アマニ油なら、現代人に不足している「オメガ3」を簡単に摂ることができます。

 

他の植物油と比べると少し高価で、加熱しない方が良いなど調理法にも一工夫必要ですが、とても健康に有効な食品なので、是非、食生活の中に取り入れてみてください。

 

特に、悪玉コレステロールや中性脂肪が高い方には、とても良い食品です。

 

「オメガ3」を簡単に摂るには、サプリメントもおすすめです。

 

オメガ3(DHA・EPA)サプリメントはこちら

 

 

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