アルコールの取り過ぎは中性脂肪や悪玉コレステロールを増やす原因

アルコールの取り過ぎは中性脂肪や悪玉コレステロールを増やす!

 

中性脂肪や悪玉コレステロールに、アルコールが与える影響について解説します。

 

 

「酒は百薬の長」といわれる一方で、飲み過ぎは身体にあらゆる不調をもたらします。

 

中性脂肪やコレステロールも、飲酒の影響を受ける部分。

 

そこで今回は、アルコールが中性脂肪やコレステロールに与える影響を徹底解説!

 

合わせてお酒の「適量」や、おつまみ選びについても解説していきます。

 

お酒が好きな方、中性脂肪や悪玉コレステロールの値が気になっている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

 

アルコールが中性脂肪を増やす

 

アルコールは中性脂肪を増やし肥満や中性脂肪値を高める原因になります。

 

アルコールは、「肝臓」でアセドアルデヒドという毒性のある物質に分解されて、次に無毒な酢酸に分解されます。

 

そして、最終的には水と二酸化炭素に分解されて、体外へ排出されていきます。

 

この分解される過程で、中性脂肪の合成を促す酵素が発生し脂肪酸から多くの中性脂肪が作られて、体や肝臓に蓄積してしまいます。

 

その結果、中性脂肪値を上昇させる原因の一つになります。

 

さらに、中性脂肪値の上昇は同時に悪玉コレステロールを増やすことにもつながります。

 

中性脂肪や悪玉コレステロールの上昇は、動脈硬化を進行させてしまいます。

 

また、肝臓に脂肪が30%以上溜まった状態が、いわゆる「脂肪肝」。

 

悪化すると「肝硬変」や「肝臓がん」などに繋がってしまう恐ろしい症状です。

 

肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれるように、多少のハードワークでも痛みや苦しみを訴えてくれません。
知らず知らずのうちに肝臓の状態を悪化させてしまうことがあるので、お酒の飲み過ぎには十分注意しましょう。

 

適量のアルコールは善玉コレステロールを増やす

 

アルコールの摂取量によっては、コレステロール値に良い影響を与えます。

 

適量のアルコールを摂取すると、善玉コレステロールが増加させることができるのです。

 

善玉コレステロールがは、動脈硬化のリスクを高める「悪玉コレステロール」を回収して肝臓に戻してくれる働き者。

 

そのため、善玉コレステロールが増えれば、悪玉コレステロールを減らすことができるのです。

 

ただし、お酒の飲み過ぎは逆効果!

 

中性脂肪が増えすぎてしまうと、善玉コレステロールが減って悪玉コレステロールが増えてしいます。
あくまで「適量のアルコール」が、コレステロール値の正常化に繋がることを覚えておきましょう。

 

また適量のアルコールは、次のような効果も期待できます。

 

  • 理性を司る大脳新皮質の働きを鈍くして、リラックス効果をもたらす
  • 赤ワインなど、種類によっては血行を促進して冷えを改善する

 

このように、飲み方によっては「百薬の長」として働いてくれます。

 

お酒が好きな方は「適量」を守り、健康促進に役立ていきましょう。

 

アルコールの適量

 

「お酒(アルコール)の適量」という言葉、よく耳にしますが、一体どのくらいなのでしょうか?

 

合わせてチェックしておきましょう。

 

厚生労働省は、1日平均純アルコールで約20g程度が適量の目安としており、種類別にみると次のようになります。

 

  • ビール……中瓶1本 500ml 
  • 清酒…… 1合 180ml
  • ワイン……1杯 120ml
  • 焼酎……1合 180ml
  • ウィスキー・ブランデー……ダブル 60ml

 

さらに、女性は男性に比べてアルコールの処理能力が低いことや、アルコールの影響を受けやすいため、この半分の量くらいが好ましいとされています。

 

しかし、これはあくまで平均値。

 

体質的にお酒が弱い方や高齢者は、量を抑える必要があります。

 

自分の体質を見極めて、上手に「適量」を見つけていきましょう。

 

おつまみ選びのポイント

 

中性脂肪値や悪玉コレステロール値を上げないためには、おつまみ選びも大切なポイント!

 

空腹でお酒を飲むと、吸収率が高まり、肝臓に大きな負担をかけてしまいます。

 

お酒を飲むときは、次のポイントを意識して上手におつまみを取り入れていきましょう。

 

健康的ななおつまみ

比較的安心して食べられる健康的なおつまみをご紹介します。

 

魚や酢の物

魚や酢の物などは脂質や塩分を控えられるおすすめのおつまみ。

 

脂質の多い肉類や、スナック菓子などの代わりに、これらを多めに摂取しましょう。

 

  • 刺身
  • 焼き魚
  • 酢の物

 

肝臓の働きをサポートしてくれる食べ物

肝臓の働きをサポートしてくれる食べ物もおすすめです。

 

枝豆

おつまみの定番である「枝豆」。
枝豆は肝臓のダメージの回復に欠かせない「たんぱく質」が豊富に含まれています。
またたんぱく質に含まれる「サポニン」や「レシチン」などの成分が脂質の代謝を促進!
脂肪肝の予防に効果を発揮します。

 

豆腐

大豆製品は良質たんぱく質が豊富な食べ物。また、中性脂肪や悪玉コレステロールを減らしてくれる有効成分が豊富に含まれています。冷奴や湯豆腐などは、居酒屋メニューとしても定番ですので、一品取り入れてみましょう。

 

牡蠣

牡蠣に含まれる「タウリン」は、アルコールの分解を助けて肝臓の働きをサポートしてくれる成分。
また、牡蠣に含まれる「亜鉛」もたんぱく質の合成を促して、肝臓の働きを高めます。
亜鉛はお酒を飲むと大量に消費されてしまうので、意識して摂取するよう心がけましょう。

 

また牡蠣には、

 

・胆汁酸を増加させて血中コレステロールを下げる
・n-3系脂肪酸のDHAやEPAが中性脂肪の合成を抑制する

 

などの効果も期待できる優秀な食材です。

 

ただし、牡蠣フライは脂質が多くなってしまいますので、生やボイル、炒めた牡蠣など、調理法にも気をつけましょう。

 

食物繊維を含む食べ物

野菜、海藻、きのこなど食物繊維の多い食品もおすすめ!

 

食物繊維は、脂肪の吸収を抑える働きがあるため、中性脂肪や悪玉コレステロールの抑制に効果的です。

 

オクラ

オクラなどのネバネバ食材には、「ムチン」と呼ばれる成分が含まれています。ムチンは胃の粘膜を保護して、アルコールの吸収を穏やかにして、肝臓への負担を減らす効果があります。

 

もずく

もずくのぬめり成分「アルギン酸」や「フコイダン」は、悪玉コレステロールを下げる効果があります。カロリーも低く、整腸作用もみられるので、ダイエット中のおつまみにもおすすめです。

 

しめじ

しめじに含まれている「オルニチン」は、肝機能をサポート。食物繊維が豊富で、コレステロールを下げる効果も期待できます。

 

ナッツ類

おつまみにもたびたび登場する「ナッツ類」は、中性脂肪を下げる効果が期待できます。

 

油分が多いイメージがありますが、ナッツに含まれているのは「不飽和脂肪酸」と呼ばれる良質な油。

 

血液をサラサラにして、中性脂肪を減らす効果があるのです。

 

また、代謝をうながすビタミンB1が、肝機能をサポートします。

 

また、食物繊維が豊富で腹持ちもいいため、満腹感も得られて食べ過ぎを防止してくれるのでおすすめです。

 

ただしカロリーが高いので、食べ過ぎには注意しましょう。

 

まとめ

 

中性脂肪や悪玉コレステロールに、アルコールが与える影響について解説してきました。

 

アルコールは、中性脂肪の合成を促す酵素が発生させて中性脂肪増やしてしまいます。

 

中性脂肪が多いと悪玉コレステロールを増やす要因となり動脈硬化をすすめてしまいます。

 

一方で、適量であれば善玉コレステロールを増やす効果もあります。

 

お酒の量やおつまみ選びにも意識を配り、中性脂肪や悪玉コレステロールの値を高めないようにしましょう。

 

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